マロニエ会に勤務しているスタッフにお話しを聞きました。

小林 朋子 相談支援専門員

[ 勤務歴] 勤続19年

小林さんにお聞きしました

マロニエ会に就職されてどのくらいですか

 約20年です。福祉系の学校を卒業して、マロニエ会に就職しました。じっと机に向かう仕事よりも人と接して人の生活に関わるのもおもしろいかなと思い、この仕事を選びました。
 就職当時の求人は高齢者施設が多かったのですが、障がいを持った方のサポートの方が私にはいいかなと考えて、こうした施設を探しました。資格は就職時に持っていましたが、その後も働きながら少しずつ取得を続けています。

この仕事のやりがいや楽しさは

 関わった人の分だけ発見があり、1日として同じ日がないというところです。
 利用者の方から返ってくるものが毎日違って、予測できないのは大変なことでもありますが、逆にそれが楽しいですね。この仕事を長く続けられている理由のひとつだと思います。

応募される方へのメッセージ

 自分の生活がある程度満たされていないと、人のために心の余裕や意識をもつことは難しいんじゃないかなと思います。
 この仕事は特にそれが大切だと感じています。マロニエ会は比較的休暇を取得しやすく、ワークライフバランスを保ちやすいので、長く勤めている方が多いですよ。
 また、日々自分が試行錯誤して取り組んだことに対して反応がいただけた時は達成感を感じます。大きなプロジェクトこそありませんが、小さな達成感の積み重ねが、この仕事の幸せであり楽しさでもあります。

マロニエ会は新しい仲間を待っています。

湘南マロニエ 所長 金子 敦也

金子所長のメッセージ

 マロニエ会は、医療的ケアの必要な重度の障がいをお持ちの方のための生活場所です。ご本人のためご家族のため、家に引きこもってしまわれないよう日中を共に過ごし、みんなでいろいろなことをして楽しんで生きていく、そんな普通の生活ができるよう、あたたかい心でお手伝いをしています。

 私は体育大学を卒業して、高校で体育の非常勤講師として数年勤めました。その後たまたま親しい後輩が事故に遭い、車いす生活を余儀なくされ、当時はまだバリアフリーとは程遠い世の中だったので、自慢の体力で車いすを担いで階段を上り下りしていました。そのうち、こういう仕事もいいのかなと自然と思うようになりました。資格も知識も何もないところからのスタートでした。
 しかし採用されて、いちから勉強して、いろいろな資格を取得できました。スタッフ間のフォローもあれば、社会福祉法人なので費用面での援助もあります。重度の障がいをお持ちの方のために何かをしたいという思いさえあれば、スキルは追い付いてきますので大丈夫ですよ。

 私が趣味で続けている少林寺拳法の教えに、「自他共楽」という言葉があります。まずは自分が心も体も健康で幸せであることが大事で、そのうえで利用者さんの支援をする。自分が幸せでないと他人の幸せを考えて行動することは難しいという意味で、マロニエ会理事長の理念と通ずるところがあります。
 まず自分、そして半分は人のために、そんな思いに共感している仲間が多いせいか、マロニエ会は他の施設と比べて離職率が非常に低く、スタッフの勤続年数も長いです。待遇面や雰囲気が良く、働きやすい環境でもあると思います。ですからまずはここへ来て、ご自身の目で見て、話を聞いて、感じてください。オープンにして知っていただくのがいちばんだと私たちは考えています。

 いまは医療が進歩して、昔よりも救われる命がたくさんあります。だからこそ、マロニエ会は受け皿としてなくてはならない場所です。ぜひ私たちと、この先もずっと社会において必要とされる仕事をしませんか?
 元気と、やる気さえあれば大丈夫です。一緒に長く楽しく働きましょう。